キャッシングサービスは、消費者金融のほかにクレジットカード会社や銀行が発行するものがあります。
ここで紹介するのはみずほ銀行が発行する「みずほ銀行カードローン」です。
では、その特徴とは?
基本情報から他社と比較した場合のメリット、申込み方法など紹介します。
※2018年11月23日時点情報
基本情報
実質年率 | 2.0%~14.0% |
利用限度額 | 10万円~800万円 |
審査時間 | 最短2営業日以上※ |
担保・保証人 | 不要 |
無利息期間 | 無し |
※審査時間は申込み方法により異なります。
・インターネット申込み:翌営業日以降
・店頭申込み:翌々営業日以降
・郵送申込み:申込書到着後、翌々営業日以降
・電話申込み:申込受付後、翌々営業日以降
必要書類
必要書類は本人確認書類と収入証明書類です。
収入証明書類については、希望利用額が50万円を超える場合に必要となります。
他にも審査の過程で提出を求められることもありますので、予め用意しておいてもいいと思います。
では、それぞれ有効な書類を確認しておきましょう。
本人確認書類は次の通りです。
・運転免許証
・運転経歴証明書
・パスポート
・各種健康保険証
・印鑑証明書
・住民票
・在留カード
・特別永住者証明書
・住民基本台帳カード
※氏名・住所・生年月日の3つが記載されたものに限ります。
※住所変更等で裏面に住所がある場合は、裏面の提出も忘れないようにしましょう。
※住民票や印鑑証明書は発行より3ヶ月以内のものに限ります。
収入証明書類は次の通りです。
・源泉徴収票
・住民税決定通知書または課税証明書
・納税証明書(その1・その2)
会社員の方は源泉徴収票で問題ありませんが、個人事業主や経営者の方は源泉徴収票以外を用意する必要があります。
収入証明書類が必要となるのは「利用希望額が50万円を超える場合」です。
50万円以下の場合は基本的に必要ありません。
但し、審査の過程で必要となることもありますので準備しておくのが無難でしょう。
取引手数料
みずほ銀行カードローンの取引手数料は、一定条件を満たせば無料で利用することができます。
・みずほマイレージクラブ加入
・月末時点にカードローンの借入残高がある場合
毎月見直されるので、利用状況次第で無料月がない場合もあるので注意しましょう。
手数料無料の詳細は次の通りです。
・みずほ銀行ATM
・コンビニATM4回まで
コンビニATMの場合は4回までの利用となりますので、利用頻度が増える場合は気をつけましょう。
月々の返済額(残高スライド方式)
みずほ銀行カードローンは、毎月10日現在の利用残高に応じて翌月の返済額が決まります。
10日が銀行休業日の場合は翌営業日時点の利用残高となります。
(1)2012年7月31日以降に契約の締結あるいは変更を行い、かつご利用限度額が200万円以上(変更を行った場合は変更後のものとします)の場合
前月10日の利用残高 | 返済額 |
1万円未満 | 前月10日現在の利用残高 |
1万円以上100万円以下 | 10,000円 |
100万円超200万円以下 | 20,000円 |
200万円超300万円以下 | 30,000円 |
300万円超400万円以下 | 40,000円 |
一部例ですが、このようになります。
(1)の場合は、利用残高が100万円増すごとに10,000円追加される仕組みです。
(2)上記(1)に該当しない場合
前月10日の利用残高 | 返済額 |
1万円未満 | 前月10日現在の利用残高 |
1万円以上50万円以下 | 10,000円 |
50万円超100万円以下 | 20,000円 |
100万円超150万円以下 | 30,000円 |
150万円超200万円以下 | 40,000円 |
(2)の場合は、利用残高が50万円増すごとに10,000円追加される仕組みです。
(1)と(2)では、返済額が大きく異なります。
契約するときに、自分がどちらに該当するのか分からない場合は確認を取るようにしましょう。
みずほ銀行カードローンのメリット
他のカードローンではなく、みずほ銀行カードローンを選ぶ理由とは?
検討するにあたって、魅力やメリットも知りたいポイントですよね。
ここでは、そんなみずほ銀行カードローンの魅力について紹介します。
銀行だからできる低金利
消費者金融会社の上限金利は軒並み18%前後となっておりますが、みずほ銀行カードローンは14%です。
銀行が発行するカードローンの金利は比較的低めに設定されているものが多く、メリットになると思います。
特に借入額が大きく、返済に長くかかる場合は、この数%の差で大きな恩恵を受けることができます。
来店不要のWEB完結
みずほ銀行カードローンは、来店不要で申込みを行うことができます。
本人確認書類の提出もインターネット環境があればできるので、WEB完結が可能となっております。
既にキャッシュカードをお持ちの場合は、キャッシュカードでカードローンを利用できるのもメリットの一つとなります。
自動貸越機能・自動融資サービス
みずほ銀行カードローンには「自動貸越機能」と「自動融資サービス」の2つの機能が付いています。
2つの名前は似ていますが、別々のサービスですので覚えておいて損はないと思います。
自動貸越機能は銀行口座から引き出しをした際、不足分があった時に自動でお金を貸してくれるサービスです。
自動融資サービスは、公共料金やクレジットカードなどの自動引落しで不足が出た場合に自動融資してくれるサービスです。
※みずほ銀行カードローンの返済は対象外です。
みずほ銀行カードローンのデメリット
良い点もあれば、人によってデメリットに感じるところもあります。
では、具体的にどのような点がデメリットになりえるのか?
こちらについて紹介します。
みずほ銀行の口座は必須
みずほ銀行カードローンを利用するには、みずほ銀行の口座が必要です。
お持ちじゃない方は申込みのときに同時申込みができますが、人によっては面倒に感じたりするかもしれません。
三菱UFJ銀行のバンクイックのように、銀行口座を持っていなくても申し込みができる商品もあります。
どうしても面倒に感じる方はそちらを選択肢に入れておくのもいいでしょう。
審査に時間がかかる
消費者金融と比べると銀行の審査は厳しく、時間もかかります。
申込み方法によって審査結果の回答時間は異なりますが、最短でも翌営業日となっております。
「今日中に必要なんだけど・・・」
そういう方には大きなデメリットになりそうです。
金利の低さは魅力的ですが、どうしても今日中に借りたい方は審査スピードの早い消費者金融を選択するのもいいと思います。
申込方法
みずほ銀行カードローンの申込みは次の4つの方法があります。
申込み方法によって受付時間や審査結果時間が異なります。
・インターネットからの申込み
受付時間は24時間
いつでも申込み可能なので忙しい方でも利用することができます。
審査結果は翌営業日以降となります。
・電話による申込み
受付時間は月曜日~金曜日9:00~20:00までとなっています。
12月31日~1月3日、祝日等は休業日です。
電話申込みの場合、オペレーターに相談しながら進めることができます。
疑問点などある場合はこちらを利用するのもいいでしょう。
審査結果は申込受付後、翌々営業日以降となります。
・店頭で申込み
店頭はみずほ銀行のことです。
銀行に出向いて窓口で申込みをします。
受付時間は銀行営業時間内です。
電話同様、疑問点などあれば相談しながら進めることができます。
審査結果は翌々営業日以降となります。
・郵便による申込み
みずほ銀行にある専用申込書を郵送して申込みを行います。
郵送なので受付時間などは特にありません。
スタッフと接することもないので、人と会わずに契約したい方などに向いていると思います。
審査結果は申込書到着後、翌々営業日以降となります。
借入方法
みずほ銀行カードローンの借入方法はいくつかあります。
・みずほダイレクト
・ATMの利用
・自動貸越機能
・スイングサービス
それぞれ借入方法や内容が異なるものです。
特徴を確認しておきましょう
みずほダイレクト
みずほダイレクトとは、みずほ銀行が提供しているインターネットバンキングのことです。
みずほ銀行の口座をお持ちの方は、利用したことがある人もいると思います。
このみずほダイレクトを利用して振込依頼をすることで、自分の銀行口座に振込をしてもらい、借入をすることができます。
利用時間は平日0:00~15:00となっております。
休日の場合は利用できないので、この点は覚えておきましょう。
ATMの利用
ATMを利用して借入をする方法もあります。
利用できるATMは次の通りです。
・みずほ銀行ATM
・セブン銀行ATM(セブンイレブンなどにあるATM)
・E-net(ファミリーマートなどにあるATM)
・ローソンATM(ローソンなどにあるATM)
コンビニによっては、上記ATMが設置されていない場合もあります。
その場合は利用できない場合もあるので、よく利用する可能性があるATMはチェックしておきましょう。
※カードローン専用型の場合、上記以外の一部ATMでも利用できます。
ATMの利用時間は次の通りです。
曜日 | みずほ銀行ATM | コンビニATM |
月 | 7:00~24:00 (返済・振替のみ8:45~18:00) |
終日 (返済のみ8:45~18:00) |
火~金 | 終日 (返済・振替のみ8:45~18:00) |
終日 (返済のみ8:45~18:00) |
土 | 0:00~22:00 (返済・振替のみ9:00~17:00) |
0:00~22:00 (返済のみ9:00~17:00) |
日 | 8:00~21:00 (返済・振替のみ9:00~17:00) |
8:00~24:00 (返済のみ9:00~17:00) |
上記は24時間稼動店舗における利用時間です。
店舗によっては利用時間など異なる場合があります。
自動貸越機能
自動貸越機能は、キャッシュカード兼用型の場合のみ利用できるサービスです。カードローン専用型では利用できません。
自動貸越機能を利用した場合、銀行預金口座から引き出しを行った際、不足分を自動的にカードローンから借入を行える機能です。
例えば銀行口座に10,000円の残高があるとしましょう。
普通なら10,000円しか引き出すことはできませんが、自動貸越機能を利用すると10,000円以上の引き出しも可能になります。
30,000円を引き出した場合、不足分の20,000円はカードローンから自動的に借入を行います。
スイングサービス
スイングサービスには「自動振替サービス」と「自動融資サービス」があります。
キャッシュカード兼用型の場合は、自動振替サービスのみはじめから付いています。自動融資サービスを希望する場合は、申込みをする必要があります。
カードローン専用型の場合はいずれも申込みが必要です。
では、それぞれの概要を紹介します。
・自動振替サービス
自動振替サービスは、カードローン口座へのカードによる入金時に入金後の残高がプラスとなる場合に、プラス残高部分をみずほ銀行の返済用口座に自動的に入金するサービスです。
コンビニATMなど小銭で返済はできませんよね。
けど最終返済額などで端数が出ることがよくあります。
そういった場合に、その端数を自動で返金してくれるサービスです。
・自動融資サービス
自動融資サービスは、公共料金や家賃などの引落しで口座残高が不足している場合に自動融資してくれるサービスです。
自動で貸してくれる点は自動貸越機能と似ていますが、自動融資サービスは公共料金などの自動引落しなどが対象で、預金の引き出しやカードローン返済は対象外です。
利用する場合は覚えておきましょう。
自動貸越機能やスイングサービスは、いざというときに助かる機能です。
しかし自動で借入を行うので、預金残高を把握してないと気付かぬうちに借入をしている場合もあります。
この点は注意も必要です。
増額方法
みずほ銀行カードローンは、再申込みすることで増額することができます。
・インターネットからの申込み
・電話での申込み
・みずほ銀行で申込み
受付時間は、はじめの申込みと変わりはありません。
忙しくてあまり時間がない方は、インターネットからの申込みを。
疑問などある場合は電話でオペレーターに相談しながら進めていくのがいいでしょう。
返済方法
みずほ銀行カードローンの返済方法は自動引落しとなります。
毎月決まった日に、返済用口座から自動的に返済する方法です。
この他に、任意返済(繰上げ返済や一括返済など)をする為の返済方法もあります。
・ATMを利用して返済
・みずほダイレクトを利用して返済
余裕がある時や早めに返済を終わらせたい場合は、こちらの方法で返済を行いましょう。
みずほ銀行カードローンまとめ
みずほ銀行カードローンは、メガバンクが提供しているものなので、安心して利用することができます。
自動融資サービスなどもあり、みずほ銀行口座と合わせて利用することで、みずほ銀行カードローンの魅力を最大限生かすこともできそうです。
ただ、銀行なので審査にやや時間がかかります。
すぐに借りたい人には不向きですが
「今は困ってないけど、いざという時のために契約したい」
そういう方には向いていると思いますので、みずほ銀行カードローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。