最終更新日:
信用情報の開示は、CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター(KSC)のうち借入先が加盟する機関に申し込みます。報告書に出るのはその機関に登録された記録だけなので1か所では足りない場合があります。
手数料はインターネットで500円・700円・800円。郵送はコンビニの利用券で1,650円・2,177円・2,403円です。
2026年10月16日付のCICのお知らせでは、郵送は結果の発送まで1か月以上かかる場合があるとされています。すぐ見たい場合はインターネット開示が現実的です。
この記事の要点
- 3機関すべてにインターネットで出すと手数料の合計は2,000円。郵送の利用券では6,230円です。
- 手数料は情報が見つからなくても戻りません。CICは「情報はありませんでした」と出ても手数料がかかります。
- 受け取りの期限はCICが表示後5分以内・JICCが通知から30日以内・KSCが案内から10日以内です。
登録される情報の種類は個人信用情報とはにまとめています。
借入先ごとに、開示を出す機関が決まる
3機関は加盟会員が違います。KSCは銀行・信用金庫・農協などから登録された契約を扱い、KSCに加盟していない会社(クレジットカード会社や消費者金融会社など)の契約は登録されません。
そうした契約はその会社が会員の機関へ申し込むよう、KSCのよくあるご質問が案内しています。
| 機関 | 主な会員(各機関の公表) | 報告書で確かめられる契約 |
|---|---|---|
| CIC | クレジット事業の企業 | クレジットやローンの契約と支払状況。申込みと利用の記録 |
| JICC | 貸金業・クレジット・保証・金融機関などの与信事業の企業 | ファイルD(貸金業者等による融資)とファイルM(金融機関等のローン等) |
| KSC | 金融機関とその関係会社 | 銀行・信用金庫・農協などが登録した住宅ローン・カードローン・クレジットカード等 |
原文:JICC「他の信用情報機関との交流」、KSC「情報交流」、KSC「よくあるご質問」。
契約がどの機関に登録されるかは、契約書面や規約に書かれています。アコムのAC会員規約14条は加盟先機関をJICCとCICと書き、この2機関がKSCの加盟会員にも情報を提供するとしています。
この例の開示先はJICCとCICの2か所です。ほかの会社は会社ごとに違います。会員かどうかはJICCの加盟会員検索とKSCのセンター会員一覧でも調べられます。
延滞などの情報は3機関で交流されますが、他機関に登録された分の開示はそれぞれの機関が受け付けます。JICCの報告書で取引形態が「保証」の契約は保証会社の登録で、借入先は別の会社です。

3機関の手数料・必要なもの・日数
インターネット開示
| 項目 | CIC | JICC(アプリ) | KSC |
|---|---|---|---|
| 手数料 | 500円 | 700円(税込) | 800円 |
| 必要なもの | 署名用電子証明書が有効なマイナンバーカードとマイナPocketアプリ。CICにお届けの電話番号 | マイナンバーカードと専用アプリ | マイナンバーカードと、SMSを受け取れる携帯電話。メールアドレス |
| 結果が出るまで | その場で画面に表示 | 1~3日程度(土日祝日・年末年始を除く) | 即時は不可。日数は公表なし |
郵送開示
| 項目 | CIC | JICC | KSC |
|---|---|---|---|
| 支払額(コンビニの利用券) | 1,650円 | 2,177円 | 2,403円 |
| 定額小為替での支払い | できる(1,500円分) | できない | できない |
| 速達にする場合 | 1,925円 | 2,511円 | 300円分の切手を同封 |
| 各ページの日数の記載 | 送付まで1週間から10日程度 | 書類の到着後7日から10日 | 公表なし |
前提:金額は各機関の表示どおり。郵送の支払額は利用券の購入額で発券手数料を含みます(KSCは利用券2,060円と発券手数料343円)。本人確認書類はいずれも2点で、発行3か月以内の原本を1点含みます。
原文:CIC インターネット・郵送、JICC アプリ・郵送、KSC 本人開示・郵送。
郵送の日数は、ページの記載と今の状況でずれている
CICの郵送開示のページは送付まで1週間から10日程度と書きます。同じCICの2026年10月16日付のお知らせは、これから申し込む場合は結果の発送まで「1か月以上お時間をいただく場合があります」とし、インターネット開示を勧めています。
JICCも2026年10月8日付で、アプリと郵送の開示は通常より時間がかかると知らせています。
KSCは日数を数字で公表していません。検索上位の解説に「KSCはインターネットでも3~5営業日」と書くものがありますが、KSCの公式ページに根拠は見つかりませんでした。
3機関すべてに出すと、いくらかかるか
上の金額を足しました。登録先が分からないときの上限の目安です。
| 開示先の組み合わせ | インターネット | 郵送(利用券) | 郵送(速達) |
|---|---|---|---|
| CIC+JICC+KSC | 2,000円 | 6,230円 | 7,139円 |
| CIC+JICC(アコムの規約の例) | 1,200円 | 3,827円 | 4,436円 |
前提:郵送は各機関のコンビニ利用券の購入額(CIC1,650円・JICC2,177円・KSC2,403円)。速達はCIC1,925円・JICC2,511円・KSCは2,403円に300円分の切手を足した額です。
CICを定額小為替で払う場合は1,500円に発行手数料が別にかかります。
KSCのインターネット開示は前住所3件と旧氏名等1件までを1回の手数料で含められます。超える分は改めて手続きして手数料もその回数分かかります。CICの郵送は調べる氏名ごとに手数料が必要です。
手数料が戻らない場合と、受け取りの期限
- CICのインターネット開示:お届けの電話番号以外から受付番号を取ると、正しい情報が回答されません。「情報はありませんでした」と出ても手数料がかかります。受付番号の取得だけ・確定前の中断・エラー表示・再開示では手数料はかかりません。
- JICCの郵送:登録情報がなくても返金されません。利用券も購入後は返金されず、有効期限は発行日から6か月です。申込みの取り下げもJICCが認める場合を除きできません。
- KSCの郵送:代金の支払い後は返金されず、申込み後の取りやめも原則できません。
過去の契約時の住所を「現住所以外の住所等」の欄に書かず変更の届出もないと、KSCの報告書に記録は載りません。書き漏れたときは改めて申し込みます。
受け取りにも期限があります。
| 項目 | CIC | JICC | KSC |
|---|---|---|---|
| 受け取りの期限 | ダウンロードボタンの表示後5分以内 | ダウンロード可能の通知から30日以内 | URLの案内を受けてから10日以内(土日祝日を含む) |
| 受け取れなかったとき | 初回開示から96時間以内なら無料で再開示(受付番号の有効時間は1時間) | 今回読んだページに記載なし | 申込情報は1か月後に削除。日数が延びている間は1か月で削除されない |
原文:CIC 再開示、JICC 利用規約、KSC インターネット開示・よくあるご質問。

開示報告書で最初に見る3か所
完済や解約の表示と保有期間の数え方はカードローン完済後の解約と信用情報にまとめました。ここでは受け取った直後に見る箇所に絞ります。
1. 入金状況の記号(CIC)
CICの報告書は入金の状況を24か月分、記号で表示します。一番左が最新の月です。
| 記号 | 意味(CICの説明) |
|---|---|
| $ | 請求どおり(もしくはそれ以上)の入金があった |
| P | 請求額の一部が入金された |
| A | お客様の事情でお約束の日に入金がなかった(未入金) |
| B | お客様の事情とは無関係の理由で入金がなかった |
| C | 入金されていないが、その原因がわからない |
2. 異動の基準
延滞の記録の基準は機関で書き方が違います。CICは「返済日より61日以上または3ヵ月以上の支払遅延」があるものまたはあったものを異動とします。JICCは異動参考情報等の「延滞」を、入金予定日から3か月以上何ら入金がなく元金と利息がともに遅れている情報と説明しています。
遅れた日数ごとの金額は遅延損害金の計算で出しています。
3. 申込みと照会の記録
新規に申し込んだ記録と会社が信用情報を確認した記録も出ます。保有期間はCICが照会日・利用日から6か月、JICCが照会日から6か月以内。KSCは会員の照会記録を1年間登録します。
原文:CIC「表示項目の説明」、CIC「CICが保有する信用情報」、JICC「開示結果の見方」、JICC「信用情報の内容と登録期間」、KSC「よくあるご質問」。
報告書に審査の結果や理由は載りません。JICCはいわゆるブラックリストという名簿は存在しないと答え、KSCは断られた理由を把握していないと説明しています。
よくある質問
信用情報の開示は3機関すべてに申し込む必要がありますか
借入先が加盟している機関だけで足ります。KSCに加盟していない会社(クレジットカード会社や消費者金融会社など)の契約はKSCに登録されません。どこに登録されているか分からないときは、3機関にインターネットで出すと合計2,000円です。
今すぐ信用情報を見たいときはどの方法ですか
CICのインターネット開示は報告書をその場で確かめられます。受付時間は毎日8:00~21:45です。JICCのアプリは1~3日程度。KSCは即時の開示ができず日数も公表されていません。
家族の信用情報を開示できますか
CICは、家族の信用情報は確認できないとしています。申込みは本人が原則で、親権者・後見人などの法定代理人は本人に代わって郵送で申し込めます。KSCは任意代理人や亡くなった方の法定相続人の手続きを設けています。
開示報告書を第三者に見せてもよいですか
むやみに他人へ見せないのが原則です。KSCは会員が報告書の提示を求めることはないとしています。CICは第三者からの要求に対し安易な提供を控えるよう求めています。CICのメールは「i-kaiji@cic.co.jp」から届き、リンクからファイルをダウンロードさせる内容はありません。
まとめ
- 開示先は借入先が加盟する機関。アコムの規約の例ではJICCとCICの2か所
- 手数料の合計は3機関でインターネット2,000円、郵送の利用券6,230円
- 手数料は情報がなくても戻らない。受け取りの期限はCIC 5分・JICC 30日・KSC 10日
- 郵送は、CICの2026年10月16日のお知らせで1か月以上になる場合がある。KSCの日数は公表なし
この記事の調べ方
- CIC・JICC・KSCの申込みページ、よくあるご質問、お知らせ、利用規約を原文で読みました。
- 3機関の合計は、各機関の表示額を当サイトのスクリプトで足した計算です。
- 検索上位の解説も読み、日数や期限を公式の記載と照らしました。KSCの日数は公式に数字がなく書いていません。
このページについて
本ページは一般的な情報提供を目的としたもので、個別の借入れ・信用情報・法律に関する助言ではありません。
手数料・受付時間・日数は各機関が改定し、混雑でも変わります。申込みの前に各機関の公式ページとお知らせで最新の内容をお確かめください。


