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SMBCモビットの利用限度額は1万円から800万円です。増やすには新規とは別の審査を受けます。申込はスマホアプリか会員専用サービス「Myモビ」の「増額審査申込」から行い、この項目が出るのは申込できる人だけです。
公式の案内では審査は最短即日で手続きはアプリ上で終わります。限度額を800万円にするには貸金業法の枠から逆算して年収2,400万円が要ります。他社の貸金業者の借入がない場合の計算です。
この記事の要点
- 限度額は1万〜800万円です。「増額審査申込」が表示された人だけが申し込めます。表示の基準と、利用開始から申込できるまでの期間は公式に書かれていません。
- 極度額と他社の貸金業者の借入の合計は年収の3分の1までです。逆算した目安は限度額100万円で年収300万円・300万円で年収900万円・800万円で年収2,400万円です。
- 毎月の返済額は限度額ではなく最終借入後残高で決まります。限度額を上げただけでは増えません。
必要な年収だけ知りたいときは限度額ごとに必要な年収、返済額は毎月の返済額からどうぞ。
SMBCモビットの現状と、増額の入口
運営は三井住友カード株式会社です。2023年7月1日付で三井住友カードが存続会社となって合併し、SMBCモビットは同社のローンブランドとして続いています。貸付条件等に載る商品名は「フリーキャッシング」です。商品の概要はSMBCモビットのページにまとめています。
増額と限度額について、公式が書いていることと書いていないことを並べました。
| 項目 | 公式の記載 | 記載の場所 |
|---|---|---|
| 限度額 | 1万円〜800万円。利用状況に応じて最高800万円まで | 貸付条件等 |
| 増額の手続き | 別途審査が必要。スマホはSMBCモビット公式スマホアプリ、パソコンはMyモビの「増額審査申込」 | 利用限度額 |
| 申込メニューの表示 | 増額審査申込が可能なお客さまに表示 | 利用限度額 |
| 増額後の契約額 | 審査状況に応じて、設定可能な上限金額 | 利用限度額 |
| 審査時間 | 最短即日。申込の時間帯や審査の状況によっては時間がかかる場合がある | Q&A(2026年8月13日更新) |
| 電話連絡 | 原則としてなく、申込から契約額の変更まですべてスマホアプリ上で完結 | Q&A |
| 限度額の引き下げ | 希望に応じて可能。コールセンターへ連絡 | 利用限度額 |
| 利用開始から何か月で申込できるか | 記載なし | |
| 「増額審査申込」が表示される基準 | 記載なし | |
| 1回に増やせる金額の上限 | 記載なし | |
| 限度額ごとの適用金利 | 記載なし(実質年率3.0〜18.0%の範囲だけ) | 貸付条件等 |
前提:2026年10月26日に公開されていた公式サイトの記載です。契約の時期や状況で扱いが違うことがあるため、自分の契約は会員ページで見ます。
原文:SMBCモビット「利用限度額」「貸付条件等」、公式Q&A「増額の審査時間」。
増額すると金利が下がると書くページがあります。公式の解説は「ご利用状況によっては金利が低くなるケースも」とだけ書き、限度額別の金利表は載せていません。利息制限法1条が上限を分けるのは「元本の額」であり、限度額とは書いていません。
「増額審査申込」が表示されないとき、公式が書いていること
ログインしても「増額審査申込」が出ないときは、公式の説明では申込ができない状態です。出る条件の中身は読めた公式のページに書かれていません。書かれているのは次の3点です。
- 増額の審査では、最新の収入状況と他社借入の状況に加えそれまでの借入・返済の状況を見る
- 増額できない例として、総量規制の制限を受ける場合・利用開始後間もない場合・転職や休職と重なった場合を挙げる
- 限度額が0円になりうる例として、限度額いっぱいまで借りている・総量規制に該当する・信用情報に異動や長期延滞がある・収入がないと判明した場合を挙げる
他社の借入は、申込時の申告と個人信用情報の取得で把握すると公式は書いています(情報の中身は個人信用情報とは)。
「利用開始から半年が目安」と書く比較ページは複数ありますが、公式にその記載はないので期間は書きません。審査の日数の目安も同じです。Myモビからの申込で本人確認の電話があるかどうかも公式に記載がありません。

限度額ごとに必要な年収
貸金業法13条の3第5項は、カードローンの極度額を総量規制の計算に入れます。自社の極度額に信用情報で分かる他の貸金業者の借入残高を足した額が年間の給与等の3分の1(基準額)を超えていると分かったとき、貸金業者は極度額の減額などの措置を取らなければなりません(13条の4)。総量規制は2010年6月18日にすべての規定が施行されました。
他社の貸金業者の借入がなければ、限度額の3倍がいちばん低い年収です。
| 限度額 | 必要な最低年収(限度額の3倍) | 収入証明書が要る線(貸金業法13条3項。提出済みの書類がない場合) |
|---|---|---|
| 10万円 | 30万円 | 他社の貸金業者の借入が90万円を超えると要 |
| 30万円 | 90万円 | 他社の借入が70万円を超えると要 |
| 50万円 | 150万円 | 他社の借入が50万円を超えると要 |
| 51万円 | 153万円 | 他社の借入にかかわらず要 |
| 100万円 | 300万円 | 要 |
| 200万円 | 600万円 | 要 |
| 300万円 | 900万円 | 要 |
| 500万円 | 1,500万円 | 要 |
| 800万円 | 2,400万円 | 要 |
前提:他社の貸金業者の借入も同じ貸金業者との別の契約もないとします。年収は条文の「年間の給与及びこれに類する定期的な収入」にあたる額です。この年収があればその限度額になるわけではなく、実際の限度額は審査で決まります。
原文:貸金業法13条3項・13条の3第5項・13条の4、金融庁「貸金業法Q&A」。
他社の貸金業者に借入があれば、その残高の3倍が必要な年収に加わります。限度額100万円で他社に60万円の借入があるなら(100万円+60万円)×3=480万円です。
公式の「最高800万円」は、この計算では年収2,400万円以上の人に当てはまる上限です。年収から枠を求める表は総量規制とはにあります。
増額で収入証明書が要る線
極度額を増額するときも貸金業法13条5項により、返済能力の調査と収入証明書の提出を定める13条1項から4項が準用されます。13条3項の線は2つです。
- 増額後の極度額に、同じ貸金業者との他の契約の分を足した額が50万円を超える
- それに他の貸金業者の借入残高を足した額が100万円を超える
SMBCモビットの公式の解説「利用限度額はどう決まる?」も、50万円を超える借入と他社の借入との合計が100万円を超える借入で収入証明書類の提出が必要だと書いています。表の右の列はこの2つの線を限度額ごとに当てはめたものです。
同じ貸金業者がすでに収入証明書類を受け取っていれば提出は要りません(13条3項ただし書)。ただし勤務先が変わるなど資力に変更があったと認められるときは、変更後の書類に限られます(施行規則10条の17)。
「増額は金額に関係なく収入証明書が必要」と書くページは公式の線と食い違います。ただし公式は、申込時の状況や希望金額によって提出が必要になる場合があるとも書いています。線の下なら求められないという意味ではありません。
増額と新規の違い全般は増額と新規契約の違いで比べています。

限度額を上げただけでは、毎月の返済額は変わらない
公式の説明では、毎月の返済額は「最終借入後残高」に応じて決まります。最終借入後残高は最後に借りたときの利用残高です。追加で借りたときの残高に応じて返済額が変わると書かれ、限度額で決まるとは書かれていません。利息も借入残高に利率を掛けて日割りで計算します。
借りなければ増額しても返済額と利息は動きません。借りた場合の返済額は、公式の返済額の表(1万〜800万円の800行)から次のとおり読めます。
| 限度額まで借りた残高 | 毎月の返済額 | 最低年収の月割に占める割合 |
|---|---|---|
| 50万円 | 13,000円 | 10.4% |
| 100万円 | 26,000円 | 10.4% |
| 200万円 | 41,000円 | 8.2% |
| 300万円 | 59,000円 | 7.9% |
| 500万円 | 90,000円 | 7.2% |
| 800万円 | 138,000円 | 6.9% |
前提:2022年9月26日以降に契約した人の表で、公式の注記どおり実質年率は100万円未満が18.00%、100万円以上が15.00%で計算されています。年率が低い契約は公式の率の表で低い列の割合を使うため、返済額は表より小さくなることがあります。それ以前の契約は別の表になります。割合は、必要な最低年収(限度額の3倍)を12で割った月額に対する返済額で、返済額には利息が含まれます。
原文:SMBCモビット「返済日・返済額」。
借り増しても返済額が増えるとは限りません。公式の表は残高の区分で掛ける率を変えます。30万円(11,000円)から31万円に借り増すと8,000円に下がり、100万円(26,000円)から101万円では21,000円に下がります。200万円は41,000円、201万円は39,000円です。
実質年率15%以上の契約では、返済回数は30万円以下が36回まで・100万円以下が60回まで・200万円以下が78回までです。残高が大きいほど長く設定されています。
返済額が1万円を超えるかどうかで変わるATM手数料はSMBCモビットのATM手数料にまとめています。
よくある質問
SMBCモビットの増額は、どこから申し込みますか
スマホアプリかMyモビの「増額審査申込」からです。この項目は増額審査の申込ができる人にだけ表示されます。表示されないときは、申込ができない状態です。
増額の審査は何日かかりますか
公式は「最短即日」と案内しています。申込の時間帯や審査の状況によっては時間がかかる場合があるとも書いています。日数の目安は公式に記載がないので書きません。
増額に収入証明書は必要ですか
50万円を超える借入と他社の借入との合計が100万円を超える借入では必要です。貸金業法13条3項の線と公式の解説の記載は一致しています。すでに有効な書類を提出済みなら要りません。線を下回っても、状況によっては提出を求められる場合があります。
限度額を上げると、毎月の返済額は増えますか
限度額を上げただけでは増えません。返済額は最終借入後残高で決まるので、変わるのは追加で借りたときです。限度額まで借りた場合の返済額は50万円で13,000円、100万円で26,000円です。
まとめ
- 限度額は1万〜800万円。増額は別の審査で、「増額審査申込」が出た人がアプリかMyモビから申し込む
- 表示の基準・利用開始からの期間・審査の日数の目安は公式に記載がない
- 貸金業法の枠から逆算した目安は、限度額100万円で年収300万円・800万円で年収2,400万円(他社の貸金業者の借入がない場合)
- 収入証明書は増額後の極度額が50万円を超えるか他社を足して100万円を超えると要る(有効な書類を提出済みなら不要)
- 毎月の返済額は最終借入後残高で決まり、限度額を上げただけでは変わらない
この記事の調べ方
- SMBCモビットの公式サイトのうち、利用限度額・貸付条件等・金利手数料・返済日返済額のページと増額の審査時間のQ&A・限度額の決まり方の解説記事・合併のお知らせを2026年10月26日に原文で読みました。公式のよくあるご質問のページはメンテナンス中で読めませんでした。
- 貸金業法は2025年10月1日施行の版、利息制限法は2010年6月18日施行の版をe-Govの原文で読みました。限度額ごとの必要年収と収入証明書の線は13条3項・13条の3第5項・13条の4の式を当サイトのスクリプトで計算した値です。
- 公式の返済額の表は1万〜800万円の800行を全件取り込み、本文の返済額を再現しました。
- 検索上位の比較ページの主張のうち公式の記載と食い違うものと公式に記載がないものは書いていません。三井住友カードのカードのキャッシング枠とモビットの限度額が合算されるかは、公式で確かめられなかったので書いていません。
このページについて
本ページは一般的な情報提供を目的としたもので、個別の借入れ・返済・法律に関する助言ではありません。
限度額・金利・返済額・審査の扱いは契約ごとに異なり、公式の記載も改定されます。実際の内容は契約書面と会員ページでご確認を。
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